最高経営責任者（CEO）ピーター・ホセックからのご挨拶

ご来場の皆様

1992年10月にシェーンブルン宮殿が連邦政府から分離された後、宮殿の敷地全体を全面的に改修する過程で、シェーンブルン宮殿オランジェリーの一部を文化的なイベントセンターへと作り変えることが同時に決定されました。この部分は、かつて宮殿の給湯室として使用されていたことで知られ、1786年には、音楽の天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、アントニオ・サリエリとの伝説的な音楽コンテストでしのぎを削り合った舞台の場所であると考えられています。

1996年に再生化が始まり、1997年の国際入札の後、当社はオランジェリーの一般借地権者としてのご信頼を賜り、それ以来シェーンブルン宮殿オランジェリーを運営させていただいております。

1997年5月8日、最初のシェーンブルン宮殿コンサートが、当時新しく設立された、完全民間出資のシェーンブルン宮殿管弦楽団と共に開催されました。その日以来、当管弦楽団は、音楽的にも歴史的にも重要なこの会場で毎日コンサートを開催しております。私は、音楽の勉強だけでなく、、その後のプロのミュージシャンとしての経験を活かし、イベントラインナップの構築と運用構成の両方に参加することができました。

このような経緯もあり、シェーンブルン宮殿で、8000以上ものコンサートを開催しただけでなく、海外でも500以上のコンサートを企画して開催し、組織的な成功を収めさせていただきました。スカンジナビアの国々はもちろん、日本、アメリカからブラジル、南アフリカから中国、シンガポール、スペインからギリシャ、モザンビークからトルコ、ブルガリア、ルーマニアなど、さまざまな国々での演奏実績がございます。

観光事業のエキスパートとして成功を収めているポール・ブラガス氏とブラガス・グループとの合併により、2016年からは、新たに設立された WKE Konzert -& Eventveranstaltungs GmbH の下でシェーンブルン宮殿コンサートを開催しております。

シェーンブルン宮殿コンサートは、25年以上にわたって毎日最高水準の音楽体験を提供させていただいていることもあって、誠実性と信頼性を心より重視しており、文化と観光の両方の需要に応えて続けているのです。

私どもにとって、注目されるべきは、スタッフやアーティストはもちろん、ウィーンにお越しになるお客様や業務提携者などのすべての方々であると思っています。

私どもは、このような確固たるポリシー下で、お客様にインスピレーションを提供しております。「私たちは観光客の皆様にとってコンサート以上の存在でなければなりません。私たちは、皆様の記憶にあり続け、お金では決して買えない感動的な価値ある贈り物をお届けするのです！

私どものすべてを代表しまして、シェーンブルン宮殿オランジェリーでのシェーンブルン宮殿コンサートに皆様をお迎えできることを、心より大変うれしく存じます。

シェーンブルン宮殿管弦楽団との忘れられない夕べを、ぜひ心ゆくまでお過ごしください。皆様のご来場を、心よりお待ちしております。